awsの運用に必要なスキルとは?

awsの運用を担当するエンジニアになるにはどのようなスキルが必要かが気になっていませんか。awsを活用している企業が多くなり、運用スキルを身につければ活躍できるのではないかと思っている人も多いでしょう。

この記事ではawsの運用に必要なスキルについて詳しく解説します。自分に足りていないスキルを身につけて活躍できるようになりましょう。

(awsの運用を効率化するには?必要なことと具体策を解説!)


サーバー監視のスキル

awsの運用をするエンジニアになるのに最も重要なスキルはサーバー監視です。サーバー監視はawsから割り当てられているサーバーの稼働の状況や利益を確認して、トラブルがないように安定的に運用できるように監視することを指します。

awsを運用するときに最も致命的なのは障害が発生して、awsのサーバー上に構築したシステムやサービスが利用できなくなることです。死活監視をすることももちろん必要ですが、サーバーがダウンしてしまわないようにトラフィックなどを詳細に監視して対応できることが重要になります。

サーバー監視ではどのようなメトリクスを取得して監視する必要があるか、どのような状態になったらトラブルが発生するリスクが高くなるかを理解して対応できることが欠かせません。また、サーバー監視ツールを利用できるスキルがあることも不可欠です。

awsではCloudWatchを使用して監視するのが基本になりますが、オープンソースのサーバー監視ツールを使用してaws用に最適化して使うこともできます。基本的な運用だけであればCloudWatchを使いこなせるでけでも業務をこなせます。

さらに高度なサーバー監視をするにはオープンソースも利用する必要があるでしょう。

プログラミングスキル

awsの運用には多かれ少なかれプログラミングスキルが必要です。awsの運用では最低限の監視をするだけであれば既存のサーバー監視ツールやCloudWatchを使うだけでも不可能ではありません。

しかし、awsを運用するエンジニアとして活躍できるようになるには運用効率を上げていくことが必要になります。プログラミングスキルがあればオープンソースのサーバー監視ツールを使って最適化したツールを開発して使用し、効率を飛躍的に向上させることが可能です。

また、サーバー上にアプリを開発して搭載するといったことも可能です。サーバー監視も自動化するプログラムを組むことができるため、効率的かつスピーディーな対応をおこなえるようになります。awsでは現場によって必要とされるプログラミング言語が異なります。

実装するシステムによってどのような環境で使用するのかも異なるため、要求されるプログラミングスキルは個々に違うので注意しましょう。プログラミングの基礎を広く身につけて、現場に合わせて必要なプログラミング言語や開発環境を選定できるスキルがあるのが理想的です。

クラウドコンピューティングの知識

awsを運用できるエンジニアになるにはクラウドコンピューティングの知識が欠かせません。awsはクラウドコンピューティングのサービスで、あくまでサーバーはその一部です。クラウドそのものの知識が求められるのは当然ですが、コンピューティングについての基本的な理解も不可欠です。

サーバーエンジニアとしての知識があるだけで運用できるわけではないので注意しましょう。インフラエンジニアとしてクラウドを学んできたエンジニアでも不十分で、サーバーやネットワークなどについても知識を持っていなければawsの適切な運用を担うことはできません。

クラウドコンピューティング全般についての理解を深めて、運用に応用できるスキルを習得するのが大切です。

(awsならサーバレスで運用が不要になる?)

サーバーの設計と構築のスキル

awsの実際の活用方法としてはクラウドサーバーとして運用するのが一般的です。コンピューティングのみに使用することも可能ですが、多くの企業ではコンピューティングよりもサーバーとしての活用が多くなっています。

サーバーの設計と構築のスキルはawsの運用をするエンジニアには必須でしょう。

awsではサーバーの物理的なインフラを提供してくれるだけで、プラットフォームを構築したり、ソフトウェアを実装したりするのはユーザー側の仕事になります。サーバー設計をして構築できるスキルがあるのが理想的です。

実際には設計や構築だけであれば外注して対応することもできます。しかし、そのサーバーの設計を理解してトラブルが発生しないように運用するには最低限の知識が必要です。構築できるほどのスキルがなくても調整できるスキルがなければ、トラブルが予想されたときに速やかに対応することはできません。

サーバーの設計と構築のスキルは多かれ少なかれエンジニアに求められるので習得しておきましょう。

awsのサービスの知識

awsの運用でエンジニアが努力しなければならないのがawsの独特のサービスについての知識を付けることです。他のクラウドサーバーやクラウドコンピューティングサービスを運用した経験があるエンジニアでも、awsの運用では苦労することがよくあります。

awsのサービスは課金システムが独特で、可用性を重視したサービスが中心になっています。awsはサーバーの容量や速度などの可変性が高いのが特徴です。サーバーに大量のデータがアップロードされて容量オーバーになってしまうときにも、自動で容量を拡張できるようになっています。

しかし、容量が増えると料金が上がるので予算オーバーになる問題が生じる可能性があります。このような課金システムを理解して運用するのが重要な役割です。また、awsのサービスには頻繁にアップデートがあります。

利用できるサービスも機能も増えているので、最新のサービスを速やかに理解して運用に生かせるスキルも重要です。サービスの利用に伴うコストについて理解して、運用コストを下げながら効果を出せるようにする施策を立てられるくらいになるとマネジメント層としても働けます。

awsの最新のサービスについて隅々まで理解して、サーバーの運用や事業への応用を考えられるスキルがあるのが理想的なエンジニアです。

awsの運用に必要なスキルは幅広い

awsの運用をするエンジニアはサーバー監視のスキルを基本として、クラウドコンピューティングやサーバー設計・構築のスキルも求められます。サーバーだけでなくインフラやネットワークのスキルも持っていると活躍できるエンジニアになれるでしょう。

awsのサービスが次々に新しくなっているので、最新のサービスにも対応できる幅広いスキルがあるのが理想的です。

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